写真師徒然〜小川保の写真的日常〜

水をテーマに撮影を行っている、写真師・小川保のブログです。ファインダーを通して見つめた日々のことを書きつづります。
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5月2日ON AIR 「音のソノリティ」見ていただけたでしょうか?
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    こんにちは、ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?

    写真師・小川は、こんな連休の真っ只中の忙しい最中に取材を受け入れるところも無いので、連休明けの撮影に向けて、準備中です。
    クルマの車検上がったし、どっか、行きた〜い、でも、分かっていて渋滞にはまるのも…

    そういえば、初物です。
    昨日、台風1号と2号が立て続けに発生しました。

    台風1号は5月3日の9時、フィリピンの東で発生。
    北東〜東北東の方角へ20km/hで、発達しながら鳥島、小笠原方面に向かっています。7日の朝に小笠原近海に到達の予想。

    台風2号は同じく5月3日、21時南シナ海で発生。
    こちらは、北北東〜北東〜東へと毎時10km/hとゆっくり。

    小川の撮影には影響ないので、一安心。
    小笠原はGW中は台風をしのげそうですね、ヨカッタ!
    沖縄も大丈夫かなぁ…多分、よかった。
    フィリピンは今、二つの台風にサンドイッチ状態。

    「台風お見舞い申し上げます。」


    ところで……

    先週の土曜日の夜、見ていただけましたでしょうか?
    写真師・小川、撮りおろしムービー第3弾!

    日テレ『音のソノリティ』

    見て下さった方、有難うございます。
    ミニ番組なので、わざわざそのために…ていうのは難しいですよね。

    前回、4月28日このブログの告知ではタイトルをぼかして「ないしょ」なんていいましたが、「ミツボシクロスズメダイの威嚇」でした。
    ザトウクジラと比べ、おあまりにも地味〜な被写体なので、恥ずかしくって言えませんでした。

    じつは、このザトウクジラ〜ミツボシクロスズメダイの一連の撮影で、沖縄・久米島に3回も行きました。
    1回目は、いつものクジラ撮影(スチル・小川の作品撮り)の船にディレクターさんがロケハンとして便乗し、2回目はザトウクジラのムービー撮影、3回目はスポンサーさんと広告代理店さんの立会いの下、ザトウクジラとミツボシクロスズメダイの撮影。
    2回目と3回目は、ドルフィンでのリブリーザー撮影で、あいだの準備期間もあまり無く、手元にあるナイトロックスの充填が間に合わず、急遽ナイトロックスのタンクをレンタルしました。
    あまりにも突然にレンタルをお願いしたので、ドルフィン指定の4ℓスチールタンクが手配できず、テクニカルダイビングの人たちがサイドマウントで使うような5.7ℓの細〜いアルミタンクにDIN300のバルブに付け替えてもらい、60%ナイトロックスを充填してもらいました。

    というわけで、いつもの4ℓスチールタンクだと……

    4lスチールだと

    なのに、今回は細長〜いアルミの5.7ℓ、こんなんです(笑)

    5.7lアルミだと

    ひょえ〜!すっげー横に出っ張ってる!!

    水中だとこんな感じです。

    水中でとこんなん

    いいんです、見てくれはどうであれ、ちゃんとセットできて使えれば……
    しか〜し、やっぱりこの出っ張りはジャマでした。
    エントリーするときは腰にあるタンクは全く気にならないので、すっかりこのジャマな出っ張りを忘れていました(汗)

    いざ!エントリー!

    ゴン!!!

    船べりにタンクの端っこがぶつかる大音響!

    バランスを崩しながら、海面に着水(落水)する写真師・小川……

    これには、スポンサーさんも代理店さんもビックリ!でようね、多分。
    当の小川は恥ずかしいので、早々に潜降・撮影…なので、船上のようすは知りません(恥)


    あまりにもどこにでも居る、このサカナ、でも実は意外と

    「ミツボシクロスズメダイ」っておもしろい!

    ミツボシクロスズメ。スチル撮影のお仕事ではなかなか主役になれない、というか脇役にもなれず、むしろ邪魔者扱いされがちなこのお魚。今回は主役です。全身黒づくめで、しかも中層をふらふら〜って泳ぐので、写真撮影でワイドアングルでシッカリ決めたいときに彼らがチョロチョロ写りこむと台無し…ということもたびたびあった。
    しかし、今回はこの「ミツボシクロスズメダイの威嚇」がテーマ。
    事前に図鑑やガイドブックを調べると、クマノミの仲間に近しい種類である(←これくらいは知っていた)。クマノミの仲間は、強い個体から、雄→雌に性転換(←知ってる)。
    しかし、このミツボシクロスズメダイ。な、なんと、それとは全く逆!
    つまり、強いものから雌→雄に転換!!(知りませんでした)

    でもって、いざ、ムービーで撮影となると、ミツボシクロスズメって沢山居るけど、さて、どの個体が威嚇音を出しているのか、全くわからない。
    よーく観察すると、威嚇しているヤツはカラダを震わせて何やら「怒っている」感じ。さらに観察すると、威嚇中の個体は、体色が白っぽくなるのが分かった。
    でも、それらの観察結果は撮影には活かされない。なぜなら、どちらの行動も「怒って威嚇してる最中」の行動だから…静止画であるスチルなら、それでも咄嗟にカメラを向けて撮れば、なんとかそれらしい行動の写真になるだろうが、動画となると…「威嚇中」という一瞬だけでなく、その前の段階。つまり「ちょっとムカついている」→「怒り炸裂」→「威嚇行動」→「相手を追いは払ったが、まだ気が立っている」→「沈静化」…みたいに個体を時系列的に追いたいのだが、なかなかその気配が掴めなかった。
    結局、予想がつかない行動なので、カメラを回しっぱなしで丸1日、ひたすらミツボシクロスズメダイを撮影となりました。


    寒かったぁ〜!

    撮影中1
    写真:堅田純平(エスティバン)

    いやぁ〜、それにしても1日寒かったです。
    今回、用意したウェットスーツが3mm両面ジャージ。水温が21℃。普通の撮影なら6.5mmの両面スキンでも良いくらいなのですが、クジラ撮影で泳ぐので、動きやすい3mmを選択。それでもクジラ撮影中は泳いでいるので、寒さを感じずにいられたのだが、被写体のターゲットがかわって、ミツボシクロスズメダイとなると、こんどは全く動かない撮影となり、カラダはもう、ガクガク、ブルブルでワザと震えているような状態。しかも動画なので、体の震えは、そのカメラの震えとなり、画面の揺れにつながってしまう。
    というわけで、カメラが回っている最中は意識を集中!…すると、震えないんですねぇ〜コレが。そのかわり、そのあと、カメラを止めた瞬間からガタガタ震えだします。

    そんな撮影でした…楽しかった。(←ぜんぜん懲りていません)

    出来上がった映像では、そんな苦労やエピソードは見えないので、
    今回は撮影裏話でした。 

    ではでは
    【2009.05.04 Monday 10:39】 author : tamon-s | 撮影日記 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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