写真師徒然〜小川保の写真的日常〜

水をテーマに撮影を行っている、写真師・小川保のブログです。ファインダーを通して見つめた日々のことを書きつづります。
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リブリーザー デビュー♪ その3
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    小笠原・父島でトレーニング
    SCRリブリーザー、ドレーガー・ドルフィンのトレーニングを受けることに決めた写真師・小川。
    トレーニングでお世話になったのが、小笠原・父島の「ペンション&ダイビングサービスフィッシュアイ」
    オーナーの笠井信利さんは以前、都内の水中撮影機材を取り扱うお店にいたこともあり、ムービー、スチルを問わず水中撮影の知識が豊富なので、写真師・小川の小笠原でのプライベート撮影は決まって《フィッシュアイ》を利用している。加えて、この《フィッシュアイ》というお店、テクニカルダイビングの指導団体TDIのアドバンスドトライミックス&アドバンスドガスブレンダーのインストラクターが常駐しているので、写真派ダイバーはもとより、テクニカル系ダイバーにも十分対応できるお店だ。さらに、小笠原・父島というフィールドを抱えているのも魅力。かくして、小笠原の笠井信利さんが写真師・小川のリブリーザー師匠となりました(笑)
    笠井さん←CCRインスピレーション中の笠井信利さん
    (これじゃあ、顔わからないっすね、汗)


    ナイトロックスは必須宇条件
    ナイトロックスタンク
    ナイトロックスを使うSCRドルフィンの講習を受けるためには、ナイトロックスコースを修了していることが条件。写真師・小川は既に受講・認定済みなので、問題なし。しかし、日ごろ何とな〜くナイトロックス対応のダイコンに何とな〜く%をセットして使っているので、これを機に一応の復習をしておきました。

    【用語の復習…】
    MOD…最大行動水深(Maximum Operating Depth)
    EAD…空気相当震度(Equivalent Air Depth)
    酸素中毒…CNS酸素中毒症(Central Nervous System)と肺酸素中毒症の二種類があり、CNS酸素中毒症は高分圧の酸素を吸入する事により急激に起こる。CNS酸素中毒症の症状として痙攣、視覚障害、多幸症、耳鳴り、吐き気、過敏、めまいが上げられる。肺酸素中毒症は長時間に及ぶ高濃度酸素吸入により、おもに肺に影響する症状。肺活量が減少し浅い呼吸、灼熱感、乾いた咳などがある。

    などなど…う〜ん、忘れかけている用語もチラホラ、復習、復習。

    1、学科講習
    1、学科講習
    「学科講習」。TDIのマニュアルでは、リブリーザーとは何か?に始まり、歴史、半閉鎖式リブリーザー、呼吸生理、ガスの消費と減圧、ダイビング計画、緊急手段と問題解決、メンテナンスと盛りだくさん。興味のあることなのでマニュアルを読むのも楽しい……と思いきや、このTDIのマニュアル、英文のマニュアルから和訳したものらしいのだが、いささか日本語が難解で頭の堅い小川が理解するには若干の時間を要する代物。
    テキストが難解!?
    でも、それを一つずつ読解するのも楽しみのひとつ…かな(笑)

    2、器材組立
    組立
    講習の中心は器材の組立、操作、メンテナンスを熟知すること。とはいっても組立は意外と簡単。何度も繰り返して慣れてしまおう!
    組立2←同じような部品でも、吸気側と排気側で間違えないように色分けされている。
    ラングデマンドバルブ←ドルフィンのラングデマンドバルブ。使用するナイトロックスの濃度に合わせて、中圧ホースを接続するポートを選択する。それぞれのポートには、対応するナイトロックスに合った流量を放出するためのオルフィスが内蔵されている。

    3、海洋実習
    海洋実習

    学科講習、器材の組立をマスターして、いざ、海へ…
    小川、いきなり写真機持っちゃっていますが…良いんです(笑)要は「いかに慣れるか」が重要。
    海洋実習では、器材の使い方のほかに、緊急時の対処法を習得する。
    肺のトリミングでの浮力コントロールが効かないので、中性浮力のとりかたにちょっとコツが必要だ。

    中性浮力

    オープンサーキットで慣れていると、「浮き気味の時は息を吐いて…沈み気味の時は息を吸い気味にして…」という肺のトリミングでの浮力調整が身についていて、無意識にコントロールできるようになっています。
    が、このテクニック、リブリーザーでは全く通用しません。
    なぜかというと……浮き気味だからといって、いくら息を吐いても、その空気はシステム内のバッグへ移動するだけ…、沈むからといって、いくら吸って肺を膨らめても、その空気の元はシステム内のバックから移動しているだけで、浮力は一向に変わりません。
    リブリーザーではインフレーターの給排気でキッチリ中性浮力がとれないと撮影どころじゃあないのだ。

    海洋実習の一本目では、斜面に張ったロープに従い、中性浮力をコントロールしながら往復する練習をする。
    深度が深くなるにしたがってインフレータに給気し、逆に深度が浅くなるときは鼻から排気することでシステム内の余分な気体を排出してコントロールする。
    カラダはインフレータ操作時時も含め、常に中性浮力で水平状態!
    水底に手や足が触れたらアウト!!

    流量チェック

    吐いた息から二酸化炭素を吸着し、酸素を加えて再び吸気するリブリーザーでは、バルブが空いていなくても呼吸ができてしまう。ただし、そこで吸えるのは二酸化炭素が除去されているが、酸素が極端に少ない空気になってしまう。
    システム内の酸素分圧を計測するような電子機器をもたないシンプルなドレーガードルフィンでは、ダイビング中にゲージを見ながら、腰にあるタンクバルブを開閉してフローやバルブの開放を確認する。

    ベイルアウト

    「システムの正しい運用に疑いがあるとか、トラブルがあった場合は、ベイルアウトに切り替えて浮上の手順!」というのが、ドレーガードルフィンの緊急手順。
    方法は簡単。ベイルアウトのレギュレーターを確認し、ドルフィンのマウスピースのシャッターを閉じ、ドルフィンからベイルアウトのレギュレーターに咥えなおすだけ。
    平時は簡単だけど、緊急のときでも冷静に対処できるように何度も何度も繰り返し練習。

    4、ペーパーテスト → 5、認定
    テスト
    最後にペーパーテストが行われる。内容はすべてマニュアルの中から出題されるが、選択式ではなく、記入式の問題なので、内容の理解度が試される。
    認定
    すべてのカリキュラムが終了し、ペーパテストをパスすると認定となり、数日後にTDIから認定証とCカードが届けられる。

    ん?

    何か、変?(写真をクリックすると、大きな画像になります)

    miss

    がぁぁぁぁ! 「REBREATHER DIVER RAY」?
    RAYって、RAYって…

    レイって?ドルフィンじゃないの?TDIさん
    おれっち、ずぅ〜っとドレーガーのドルフィンでお稽古したのに…(泣)

    Cカードは……
    Cカード

    おおお!「REBREATHER DIVER DOLPHIN」になってるじゃない(笑)
    TDIさんの洒落ってことで…ビックリしました(汗)

    というわけで、リブリーザー デビュー♪となりました
    ポートレート

    手にしているカメラはNautilus NEO EOS40D(テール)

    フィッシュアイテック

    小笠原・父島 「ペンション&ダイビングサービス フィッシュアイ」の笠井信利さん、たいへん世話になりました。フィッシュアイのサイトはこちら

    TDIバナー

    今回、写真師・小川はTDI JAPANのカリキュラムによってSCRドルフィンの認定を受けました。TDI JAPANのサイトはこちら

    テール

    マリンフォト2008年6月号・特集「写真師・小川がチャレンジ リブリーザーで被写体に肉薄!!」の作例写真用に撮影機材を提供してくださったダイブショップ・テールのサイトはこちら

    ご協力してくださった皆さん、有難うございました。

    【警告】本ブログ内に記載されている潜水方法、撮影方法の記述は写真師・小川保の体験や経験をレポートしたものです。あくまでもレポートとしての発表であり、取扱説明を目的としたマニュアルではありません。よって本記述事項を活用して起こった損害や障害に関して当方では一切の責任を負いません。
    【2009.03.26 Thursday 16:25】 author : tamon-s | 機材のおはなし | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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