写真師徒然〜小川保の写真的日常〜

水をテーマに撮影を行っている、写真師・小川保のブログです。ファインダーを通して見つめた日々のことを書きつづります。
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D200連写中の「Err」表示!
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    JUGEMテーマ:写真
     
    写真師・小川、恒例のザトウクジラ撮影を終えて、もう一週間、早い……
    先日UPしたクジラの写真、見ていただけたでしょうか?
    ↓↓↓
    Phto Libraly TamonのWorks(仕事と作品)に
    今年のザトウクジラの写真をアップしました
    ↓↓↓クリック!!
    「Humpback Whales 2011」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    D200D300s

    で、今回はそのザトウクジラ撮影中に起こったカメラトラブルについて書きます。

    小川の撮影している船に同乗して参加された方はご存知ですが、
    一般的なWW(ホエールウォッチング)船に較べるとかなり過酷な状況で撮影します。

    天候・海況を問わず、毎日9時~5時で海に出ての12日間、
    加えて、状況より早朝やサンセットの撮影もあるので、
    そのときはプラス前後1時間のオプション。

    そんな毎日なので、使用する撮影機材も過酷な状況で酷使されます。
    乗船している間、常にカメラを使うわけではないのですが、
    いざ、クジラの様子が良くなると雨風問わず撮影!となります。

    「雨・風」どころか、船が海面を叩き、打ち上げる波しぶき(塩水ですよ〜)のなかでも撮影し、
    いざ、シャッターを切るときにはCH(高速連続撮影)でバシャバシャ撮ります。

    で、ついに……
    起こってしまいました……
    カメラトラブル!!!

    そのX−DAYは2月10日の夕方。
    激しくブリーチやペタンクルスラップを繰り返すクジラを前にしてのことです。

    飛び出しのパターンがつかみやすいクジラなので縦位置にカメラを構え、
    いざ撮影!!

    「カシャ、カシャ、カシャ、カシャ…カチン・・・・」
    え?

    「カチン…て?何?カチン…て?」

    しかも、ミラーが上がったまま、ファインダーは真っ黒!
    良く見ると、カメラ上部の表示パネルに「Err」の表示……これ、エラー?
    とりあえず、バッテリーを抜いて再起動。

    気を取り直し、次の撮影。
    クジラがブローをし、フルークアップ。
    「カシャ、カシャ、カシャ」OK、問題ない。

    さらにこのクジラ様、ご機嫌で再度全身を上げての大ブリーチ!

    「カシャ、カシャ、カシャ、カシャ…カチ・・・・」

    ファインダー真っ暗&エラー表示orz
    おいおい、またかよ〜(泣)
    (レリーズを反押しすると復帰することがわかりました)

    結局、その日は2回の画面一杯・縦位置ブリーチをファインダーに収めながらも撮影不能。
    さらに、トラブってパニくっている間にブリーチ数回、撮り逃してしまいました。
    たちの悪いことにその一連のカットはすべてメディアには記録されませんでした。

    その後も、各接点やレンズ、ボディーを点検・清掃しても原因不明。
    宿で激しく連射しても症状は再現されず…
    翌日、海で「ここぞ!」という時に限って「カチ!」ってなってしまいました。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    全日程を終了し、ニコンのプロサービスに撮影機材を点検・清掃をお願いしつつ
    例の症状に関してのチェックをしてもらった。


    原因は……

    バッテリー(EN-EL3e、もちろん純正)
    の内部抵抗の上昇とのこと
    ENEL3e

    撮影に使用したカメラはNikonD200とD300s、
    いずれもEN-EL3eという充電式のリチウムイオンバッテリー。

    このバッテリーは古くなってくると、内部抵抗が高くなる(らしい)
    で、内部抵抗の高まったバッテリーを今回のように高速で連続撮影すると、
    急激に電圧が下がり「Err」となってしまう(らしい)

    「Err」の表示が出る原因としては、他にも各部電気信号の接点の不良や
    レンズ側のトラブルに起因するもの、シャッターユニットの不良などなど
    色々あるのだが、今回のような使用環境だと
    「バッテリーの内部抵抗によりもの」らしい

    ちなみに、この劣化による内部抵抗の上昇は
    カメラ側のMENU→セットアップメニュー→電池チェックで表示される
    「劣化度」の0〜4には反映されないので注意が必要だ!
    電池チェック

    内部抵抗に関しては「電池チェック」画面の劣化度には反映されません。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    一応、原因はバッテリーの劣化による内部抵抗の上昇で
    高速連写による急激な電圧低下で、
    このような状況で使う場合はあまり古いバッテリーは使用を避ける…
    ということで対応する。

    ということ

    なのだ…が…

    こんな大事なときに一連の画像が最初から記録されないような重篤なトラブルで、
    しかも、メーカーとしては十分予想できるトラブルが…
    使用説明書に一行も記載されていない…ちゅうのは、いかがなものか?

    写真師・小川はちょっぴり憤慨してます。プンプン!


    【2011.02.23 Wednesday 10:06】 author : tamon-s | 機材のおはなし | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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