写真師徒然〜小川保の写真的日常〜

水をテーマに撮影を行っている、写真師・小川保のブログです。ファインダーを通して見つめた日々のことを書きつづります。
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あえてのD300s
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    今年に入って、クライアントの要望!?ニコン・プロサービスからのD200の戦力外通告!?を受けた写真師・小川、新機種導入を検討するはこびとなった。

    さて……どのカメラにしようか?

    今までのお付き合いからメーカーはNikonというのは、現状ではゆるぎない。

    で……どの機種にしようか?

    プロの使うお仕事カメラとして真っ先に誰もが思うのが↓↓↓

    D3s2
    Nikon D3s
    ニコンのフラッグシップのデジタル一眼レフとして君臨しているモデルだ。ニコンではデジタル一眼レフのフラッグシップとしてD1シリーズ、D2シリーズを経てD3となり、D3からは今まで撮像素子のサイズを24mm×16mmのDXフォーマットから、より面積の大きい36mm×24mmのFXフォーマットで発表した。
    D3の発売から2年を経た2009年11月27日、さらなる改良を加え、D3sを発表。

    ん〜、確かに高性能・高機能、この上ないスペックである。
    特に高感度での画質はすばらしい。D3sになってISO12800まで使えるというプロも中にはいる(この辺は仕事の内容や感覚で誤差はあるけどね)。
    コンティニアンスAFの食い付きもすばらしいらしい…

    けどね…

    このカメラ、

    重いのよ……デカいのよ……

    ボディの重さだけで1240 g。
    カメラの重さというのは、ボディだけではなく、それにレンズが加わる。
    DXよりも大きなFXフォーマットの撮像素子の隅々までシャープできれいな光を入れるとすると、それなりに大きなレンズになっちゃうワケ。
    たとえばAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDなんていう標準系のズームをくっつけると+900gで、2140g、2kgを超えてしまうのだ。
    ついでにカメラバッグにワイド系のAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G EDと望遠系のAF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8Gを入れると両方で2470g……
    なんてやって行くと、どんどん機材が重くなる。
    「仕事の機材なんだから、重いだのなんだの言うな…」って言う人もいるけど、実際問題、写真師・小川のお仕事みたくカメラバックを肩から提げて、ビーチをウロウロ、リゾートをウロウロすることを考えると、あまりにも目障りだし、フットワークも鈍るってもんだ。

    加えて…

    このカメラ……

    高いのよ。

    プロの仕事道具で値段が高いだのって、おかしな話だと思う人もいると思うが、逆に「プロだからこそ、コストも考える」ものなのだ。その辺は過去にも、この徒然に書いたけど(趣味や道楽ではないので…2007.5.24後半)たった3年そこそこで現役引退を迫られるデジカメの世界…機材投資分を3年でペイし、さらに利益を追求することを考えると…そこまでの投資に見合ったスペックなのだろうか?きっと次の世代のカメラのラインナップと金額でその答えが出るであろう。

    わかりやすく言うと、次の世代の新しいカメラはもっとお手ごろ価格で今のフラッグシップのモデルよりも高性能なカメラになっちゃっているかもしれない。

    「とりあえず、今、いちばん良いカメラをくれ〜」という趣味一本の人やバブリィ〜なフォトグラファーで筋骨隆々の人にお勧めですよ(笑)


    D3x
    D3x

    有効画素数を1210万画素から2450万画素に高めた「D3x」というモデルがD3sが出る前の2008年12月に発売されているが、現状のお仕事を考えるとオーバースペックであり、無駄な投資になる。というのは、現状の印刷レベルでは2450万画素でも、1210万画素でも網点がのほうが荒くて表現しきれないことが多いからだ※。今後、高精細印刷技術が普及したら必要になるかも…(笑)
    ※写真師・小川が主に手掛けるお仕事の場合です。現状でもそれだけのスペックが必要な媒体もあります。


    だったらD700は?
    D700

    これもまた良いカメラです。
    ニコン初のFXフォーマットのD3を引き継いだ中堅機!?
    このカメラ、ニコンがD3というFXフォーマットで販売しニコンユーザーが「D3って、スゲー!フルだぜぇ〜」って言った約半年後に発売されました。

    しかもお値段はおよそ半額!

    ね、だから言ったでしょ。「カメラはもっとお手ごろ価格で今のフラッグシップのモデルよりも高性能なカメラになっちゃっているかもしれない。」って。
    ま、撮像素子の大きさが同等でも、その他もろもろで違いがあるので、さらに高性能とは言えなのだが、ニコンのユーザーの多くがフルサイズのFXフォーマットを待ち焦がれ、D3で実現し、その大看板であるFXフォーマット搭載で、たったの半年後に約半額のお手ごろ価格で買えちゃうのでインパクトはありました。

    写真師・小川的には、それらの魅力に加えボディのコンパクトさ(D3シリーズに較べてね)やめったに使わないけど、いざと言うとき(クリップオンが無いとき)に助けてくれるポップアップのストロボあたりが、お手軽便利で魅力を感じた。

    しか〜し

    とっても気に入らないことが1つ!!

    それは、「ファインダー」

    ファインダーの視野率が100パーセントじゃあないのよ(泣)95パーセント。

    これはお仕事をする上で、かなり大事!
    写真師・小川がビーチやリゾートといったフィールドで撮影する場合、どうしても「ここは写しこみたくない…」という部分があるワケ。それは余計な人工物や人物だったりするのだが、それをファインダー内で構図を整えつつ整理(排除)するのだが、100パーセントの視野率であればそれらをギリギリの線で整理できるが、それ以下のファインダーだと余裕をもって整理するか、見当で調整することになる。もし、これが検討悪く写りこんでしまうと、どうにもみっともない写真になり、ともすると、「小川って、フレーミング甘いんじゃない?余計なもの写ってるし…」なんて評価されかねないのだ。

    それまで使っていたD200もファインダーの視野率は95パーセントで全視野をカバーしていたわけではないのだが、D700と同時期に発売されているD300が視野率100パーセントであることを考えると、撮像素子のサイズの違いはあるものの、なんとなくD300sのほうが光が当って見えてしまう。
    「D300sに一票!」てな具合に…

    カメラレビューなどの記事によると100パーセントであるか否かについて「気持ちの問題…」なんて書いてあるのをみかけるが、写真師・小川のお仕事の場合、その部分、とぉ〜〜ても大事!!なのです。


    それでもって、D300s に……

    D300sa

    そんじゃあ、写真師・小川にとってD300sだと、何がメリットで何がデメリットなのか……

    次回、また時間のあるときに(覚えてれば)書きます。



    ではでは
    【2010.04.30 Friday 01:38】 author : tamon-s | 機材のおはなし | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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